現実の出来事を予測するために、RSO-Fを開発しています。顧客の需要、経済の変化、国際情勢など、幅広い分野で、定めた期間内に何かが起こる確率を推定するモデルです。

確率は、結果がわかる前に見通しを表す方法です。他の推定と比較し、情報の変化に応じて見直し、出来事の結果が出た後に評価できます。異なる分野や予測期間でも、その推定を役立てられるようにRSO-Fを開発しています。

問いを明確にする

予測は、答えを出せるほど明確な問いから始まります。需要が伸びるという見通しには、期間と比較の基準が必要です。供給などの中断を予測するなら、何を中断とみなすのか、いつ結果を確認するのかを定める必要があります。

季節的な受注増に備える企業を考えてみます。受注が現在の対応能力を超えるかという問いと、売上が伸びるかという問いは異なります。どちらも需要に関する問いですが、業務上の判断は変わり得ます。予測は、その企業が答えを必要としている問いに合っていなければなりません。

精度を測る

RSO-FはForecastBenchで評価中です。出来事の結果が決まる前に予測を提出し、結果が判明するにつれて採点し、他のモデルと比較できます。これにより、答えがまだ不確かな時点で出した推定を検討できます。

質問や予測期間ごとの性能に加え、校正も調べます。校正とは、十分な数の予測において、ある確率を与えた出来事が実際にその程度の頻度で起きるかという観点です。起こりやすい結果と起こりにくい結果を区別する能力とともに、モデルが示す確信の度合いを調べる手がかりになります。

結果を理解するには、その背景が必要です。対象分野、評価期間、すでに結果が出た質問によって、比較からわかることは変わります。結果を公開する際には、これらの詳細と適切な比較を添えます。評価の範囲外で使う場合には、その用途に即した根拠が必要になります。

予測を判断に使う

予測は、費用や結果とともに判断の材料になります。先ほどの対応能力の例では、急な追加注文を受けられる企業もあれば、設備の導入をかなり前から決めなければならない企業もあります。制約が異なるため、同じ推定でも異なる選択につながります。

こうした選択が行われるプロダクトに予測を組み込めるよう、RSO-FをAPIで利用するための開発を進めています。計画ツールや金融分析などで、個々の判断に必要な情報とともに推定を検討する使い方を想定しています。

予測を受け取った先へ

インターフェースの開発では、推定を得た後に何ができるかに注目しています。動的ドキュメントなら、予測を計算に組み込み、前提を変えたときに結果がどう変わるかを示せます。対話型インターフェースなら、代替案を検討したり、尋ねたい問いを明確にしたりする手助けができます。

これらのインターフェースを、モデルと並行して開発しています。計画について判断するなら、予測、すでに確保した能力、それを変更する費用を一緒に見ることが役立つかもしれません。その関係を見える状態に保つことで、決定する前に選択の根拠を検討できます。

RSO-Fについて

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